新型肺炎について感じる「もやもや」、3回目です。
今週もまた、現在の状況に変化の兆しは見えませんでした。治療薬については、「アビガン」のほか、いくつか効果が確認できたとされているものがありますが、本格的に投薬が開始されるにはまだしばらく時間を要する模様。関係者の方々は大変な状況だと思いますが、努力が報われますようお祈り申し上げます。
ちなみに、「アビガン」は富士フィルム子会社の開発、という言い方でよく報道されていますが、もともとの会社名は富山化学工業でしたっけ。もしかすると、室町時代から歴史を受け継ぐ「富山の薬」が世界を救ってしまうのでしょうか?ちょっとそういった期待も膨らみます。
さて、本題の「もやもや」です。今回書いていくのは、物品が不足していることについて報道するメディアの姿勢。これについては、本当にもうほとんど怒りを通り越して呆れている状態なのですが。
具体的に言えば、マスクやトイレットぺーパーが不足し始めた時、わざわざスーパーやドラッグストアに出向き、空になった棚や行列している人たちの映像を撮影し繰り返し流したこと。
……。
お叱りを受ける覚悟で、はっきり言います。「バカなのか?」
実際、映像の持つ効果は絶大です。映像を流した後、お飾り程度に「物資は不足していない」なんて言葉を続けたところで意味はない。だって、目の前に商品を買いに走る多くの人たちの様子が流れているのだから。
そして、そうした映像を流した後で、もっともらしい顔でこう付け加える。「国は、この状況をどのように解消するつもりでしょうか」
あんたらが足を引っ張ってるんだよ!!!東日本大震災で物資が不足した時、同じことがあったよね?去年の台風19号の時もそうだったよね?いい加減、学習しなよ。去年のラグビー日本代表の「One Team」からいったい何を学んだ?流行に乗るだけ乗っておいて、本質なんかまるで理解せずに言葉を便利に消費するだけ。映像を扱うプロが映像が持つ効果を理解していないとか、お笑い草以外の何物でもない。…それとも、わざとやっているのか?
ブログ主自身、自分が賢くないことを自覚しているだけに、こういった過去を顧みない、自分たちがやっていることは正しいと盲目的に過信、改めようとしない人たちを見ると本当に腹が立ちます。どういった政治勢力を支持していようが、どういう主義主張を持っていようが、そんなことはどうでも良いし興味もありません。ただ、今、必死で状況を改善しようと努力している人たちの足を引っ張るな!強く、そう思います。