今回は、化学物質過敏症になった私に生じた「8つの症状」の内容と、その症状がもたらす「ダメージレベル」について書いてみたいと思います。
ダメージレベルは「軽度」「中度」「重度」の三段階。私自身の感じ方であり、ご覧いただいている方に当てはまるとは限りませんが、ご参考にしていただければと思います。
なお、目安として、発症時の私が病院で診察を受けた際の検査データを、以下のリンク先に記しておきます。当ブログを書いている本人の当時の病状を知る一助になるかと思いますので、気になる方はご一読願います。
【公開】北里研究所病院でブログ主に下された化学物質過敏症の診断内容
◆レベルⅠ(軽度)
症状としては、「痺れ」「めまい」「倦怠感」が当てはまります。2019年4月現在の状態がこれに当てはまり、私の場合は概ね普通の生活を送ることができています。なお、化学物質の暴露の状態により、レベルⅡに移行する場合があります。各症状の内容については、以下のリンク先をご覧ください。
【レベルⅠ(軽度)】痺れ・めまい・倦怠感~化学物質過敏症の症状~
◆レベルⅡ(中度)
症状としては、「頭痛」「胃痛」が当てはまります。症状に振れ幅がありますが、この症状が出るレベルになると安全のため車の運転は控えています。なお、レベルⅡには、レベルⅠの内容が含まれます。各症状の内容については、以下のリンク先をご覧ください。
◆レベルⅢ(重度)
症状としては、「動悸」「目の痛み」「失神」が当てはまります。この症状が出るレベルでは日常生活を送ることが極めて困難になるため、必要最低限のことを済ませる以外はほとんど何もできませんでした。レベルⅢには、レベルⅠ、レベルⅡの内容が含まれます。各症状の内容については、以下のリンク先をご覧下さい。
【レベルⅢ(重度)】動悸・目の痛み・失神~化学物質過敏症の症状~
いかがでしたでしょうか。
残念ながら、化学物質過敏症は安静にしているだけで回復する類の病気ではありませんが、その日の自分の体調をある程度客観的に知り、その時にできることを行うようにすると、ずっと寝たきりになることを防ぐことができると思います。
レベルⅢが継続している状況ではそれもつらかったりしますが…。私の場合はレベルⅢの時でも比較的軽めの時に、しなければならないことを優先順位をつけて紙に書き出しておき、できるところまでを行うようにして症状が軽くなるまでの日々を乗り切りました。
何も「しなければならないこと」に限定する必要はないと思います。「苦しい今」を乗り切るため「楽しく過ごすこと」を書き出してみるのはいかがでしょうか?症状がつらいのに楽しむなんて、と思われるかもしれませんが、大切なのは「なるべくそれまでの生活を手放さないこと」。無理をしすぎるのは禁物ですが、全てをあきらめてしまっては回復が遠のく結果にもなりかねません。
特に、上に書いた内容をご覧になり私より症状が軽いと思われる方については、可能な範囲でお試しいただくことをお勧めいたします。
※(2019.7.3)重篤時の影響度と現在の影響度の比較記事を書きました(以下のリンクをクリック)。ご参考にどうぞ。
※(2020.11.14)再評価しましたので、あわせてご覧ください。
【再評価】化学物質過敏症のブログ主にダメージを与えた臭いと現状