私が、化学物質過敏症になって初めて感じた症状がタイトルに書いた3つ、「痺れ」「めまい」「倦怠感」でした。
今でこそ馴れっこになってしまって激しい苦痛を感じることはあまりなくなりましたが、罹患した当初は原因不明の症状に対する恐怖感もあり、かなりの苦痛を感じていたことを今でも覚えています。
ここではそんな3つの症状について、以下に書いてみたいと思います。
◆痺れ
全ての症状のうち、初めて感じたのがこれでした。鼻腔の奥から始まり、徐々に目の周辺、頬骨付近へと広がり、最後には顔全体がパンパンに腫れあがったように感じる謎の症状。罹患当初は空気の悪い場所から離れると症状が改善していましたが、まもなく恒常的に顔パンパン状態になってしまいました。
こうなってしまうと、表情がなくなってしまうんですよね。常に仏頂面で、不機嫌に見えてしまう。。今、この文章を書いている時の状態は、以前よりはずいぶん軽くなりましたが、やはり鼻腔の奥、目の周辺、頬骨付近、おでこの辺りが痺れています。
◆めまい
「痺れ」の次に自覚したのが、この「めまい」でした。もしかしたら「痺れ」が発生した時には既に症状が現れていたのかもしれません。
当初は、前かがみになった時など大きな動きをした時のみ感じていましたが、そのうちただ立っているだけでも感じるようになりました。
危険なのは、通勤で駅のホームに立っている時や、階段を下りている時。特に駅のホームにいる時には、今でも線路側には立たないよう気をつけています。
◆倦怠感
いつの間にかそうなっていた…。そんなふうに感じるのが、この「倦怠感」という症状です。ここでは「レベルⅠ」に分類していますが、重くなると日常生活に極めて大きな影響を与える、非常にやっかいな症状の1つです。
ちなみに私にとってこの症状が発生して一番厄介だったのが、仕事中に苦しんでいるその様子が、周りから見るとさぼっているようにしか見えなかったことです。椅子に座っているのすら辛くて姿勢を崩して座っている様子が、真面目に仕事をしていないように見えるらしく…。
まあ、わからなくもないですが、これについては同じような経験をされている方が多いかもしれませんね。
いかがでしたでしょうか。ご自分の症状を判定する目安になると良いのですが。
私の場合、この「レベルⅠ」のみの症状が発生していた期間が極端に短く、すぐに「レベルⅡ」そして「レベルⅢ」へと移行していきました。
そして、5年の月日が経ち、ようやく「レベルⅠ」の症状のみに落ち着いてきたのがごく最近のこと。今ではそれが、けっこう幸せに感じたりするのですから不思議なものです。