ブログ主が化学物質過敏症を発症したのは、今から約5年半前の2014年のこと。それ以降、症状に対してはあまり良い環境と言えない東京のほぼ中心部で、そのまま生活を続けています。
もう少し環境の良いところで生活していれば、今頃はもう完治していたかな…。そう思わなくもないですが、それでもこれまでに、生活の場を変えようと思ったことは一度もありません。それにはもちろん、自分なりの理由があるのですが。。
今回は、そんな「3つの理由」について書いてみたいと思います。
◆収入面の問題
まず第一に挙げられるのが、収入面の問題です。ブログ主の場合、症状に良い環境を求めて生活の場を変えることは、そのまま仕事を変えることにつながります。その場合、まずは「転職先があるか」ということが一つの問題になりますし、あったとしても収入が大幅にダウンすることは避けられないでしょう。現在の収入が多いわけではないんですけどね。一応、生活するのに支障がないレベルの給料はいただいているので、これが減ってしまうと精神的に辛いだろうな、と。そんな感じです。
◆対人関係の問題
次に挙げられるのが、対人関係の問題です。元々そんなに社交的ではないブログ主。健康な時であればいざ知らず、化学物質過敏症の症状を抱えながら見知らぬ土地で新たな人間関係を築くのはハードルが高すぎる。。山奥にこもって一人で暮らせば良いのでしょうが、実際には現実的ではないし。それに、現在の人間関係を手放せるのか、ということも、決して無視できない問題です。
◆症状が回復した後の生活
最後に挙げられるのが、症状が回復した後の生活をどうするか、という問題です。もし、生活の場を変えたとして、そこに馴染むことが出来ればよし。でも、もし馴染めなかったとしたら…。その時になって、元の仕事に戻り生活の場も元に戻すことはほぼ不可能。自分が望まない環境でその先ずっと生活していくことになります。もちろん、生活の場が都市部がいいのかは人それぞれですが、ブログ主の場合は好きで今の場所に住んでいるわけですから。。結局のところ、これが一番の理由なのかもしれません。
いかがでしたでしょうか。化学物質過敏症を発症すると、色々なことを考え、選択しなければなりません。そのうちの一つが、今回取り上げた生活環境のこと。
ブログ主の場合は、最終的には「必ず治る」ことを信じていたため、今の環境を手放さず、出来る方法で症状の改善に取り組んできました。その結果は、ゆっくりではあるものの、症状緩和が続いている状態。
皆さんは何を優先されますか?上に書いたような理由、また、ご自身で気になる理由がないようでしたら、症状の改善のためには生活環境を変えてみることをお勧めします。移転先の選択は慎重に行う必要がありますが、誤らなければ、必ず症状の早期改善に効果があると思いますので。
さて、今回の写真です。また、大好きな城南島海浜公園に行ってきたので、日航機の着陸シーンを。この時期は気候的にもちょうど良いので、ここで1日をゆっくり過ごす人たちの姿が多く見られます。