とあるCS患者のDATABASE

~化学物質過敏症と戦う人のための情報提供ブログ~

(2020.6.27)コロナ禍で見えた『星野リゾート』の凄み

『星野リゾート』という名前を初めて聞いたのは、たぶん今から10年ほど前のことかと思います(うろ覚え)。

 

当時は、超高級仕様のホテルにかなりお安く泊まれることがテレビで紹介され話題になり、ブログ主もいつかは行ってみたいと思っていたのですが。今ではすっかり高級リゾートの代名詞、高いクオリティは従来通りであるものの(メディアで見た感想)、お値段はそれなりになったため、ブログ主にはおいそれと利用できるものではなくなってしまいました。

 

で、その『星野リゾート』も、今回のコロナ禍の影響を受けているようなのですが、これに対しての会社…というか社長の動きが早かった。

 

先日のニュース番組で取り上げられていたのですが、取り組んでいたのは「リスクの見える化」。具体的に言うと、「スマートフォンで宿泊中ホテルの各施設の混雑状況を確認できる」という仕組みを提供開始したのですが、これ、いったいいつから取り組んでたんだろう。

 

 

 

何といっても、このコロナ禍でどのような対応をすれば客に来てもらえるか、を発想してその考えを採用するまでのスピード感が早いし、実装するまでの期間も恐ろしく短い。

 

まあ、システム的にはIoTを活用して施設の混み具合を表示するものは普通にありますし、開発難易度はさして高くないとも思いますが、それでも(発想し会社としての意思を決定)→(要件や契約条件を調整)→(星野リゾートの施設に合わせてシステムをカスタマイズ)→(IoT機器を施設に取り付けてテスト)→(サービス提供開始)という工程を考えれば、そのスピード感についてはお分かりいただけるかと思います。

 

ちなみに、この機能を実装したからと言って、直接的にコロナウイルスの感染リスクが低減されるわけではありません。なので、この仕組みの導入で狙ったのは、あくまで『星野リゾート』はここまで真剣に対策に取り組んでいる、というメッセージを顧客に対して発信すること、「これだけ真剣に取り組んでいます。だから安心してきてください」とアピールすることにあると思うのです。

 

色々落ち着いてきたら、「GoToキャンペーン」を使って一度訪ねてみようかな。こういった機会でもないとなかなか行くチャンスもないし、何より今回取り上げたような取り組みを迷いなく進めるホテルがどのようなサービスを提供しているのか、すごく興味があります。

 

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