私が化学物質過敏症を発症した原因と考えるもの、その4つ目は「運動不足」です。
理由は、 運動不足により代謝機能が低下して汗をかかなくなり、体内に化学物質が蓄積されてしまったと考えているからですが、そもそも身体を動かすことが多かった私が運動不足になったのは、ヒザを大ケガしてしまったためです。
具体的には、左ヒザ前十字靭帯の部分断裂。この10年で2回も同じ個所をやってしまい、現在の靭帯の太さは当初の太さの4分の1程度になってしまいました。結果、通算2年近くを松葉杖をついて生活することになり、運動不足の状態に陥ったのです。
ちなみに、自分の代謝機能が落ちていることを感じた具体的な出来事がありました。
それは8月の猛烈に暑い日のこと。膝のケガがようやく癒え、リハビリを兼ねて自転車で都内の結構長い距離…7キロ程度を走ったことがあったのですが、炎天下にペットボトルの水を飲みながらかなりの速度で走ったにも関わらず、ほぼ汗をかくことがなく。肌の表面に、じんわりと脂汗のようなものがにじんでいる程度でした。
これでは体内の化学物質が排出されるわけはありませんよね。現在は、当時の反動なのか真冬でも少し歩いただけですごく汗をかく体質になってしまいましたので、それを利用してなるべく多くの化学物質を体外へ排出するよう、日々努力をしています。