とあるCS患者のDATABASE

~化学物質過敏症と戦う人のための情報提供ブログ~

(2020.5.16)前を向く力を奪おうとするメディアにうんざりな日々

このブログは、時間がある時に書き溜めたものを週に1回公開するようにしているので、世間の話題に乗り遅れることが往々にしてあるのですが。

 

先日、日本の某メディアが「日本のコロナ対応に問題ありと海外メディアが叩いている」ことを大々的に取り上げていました。曰く、感染者数が少ないのはおかしい、検査数が少なすぎる、などなど。なお、この中で、このままではパンデミックの終結は困難、と言っていたのがイギリスのメディア。

 

ほっといておくんなまし。というより、自分の国を何とかしなさい。既に数万人を超す死者を出している国のメディアが、いまだ1,000人に満たない死者数で凌いでいる日本を叩いている場合ですか?

 

むろん、数百人という亡くなった方の数は、決して少ないものではありません。また、身内の方にとっては、人数なんて全く意味がない数字。ただ、それでもよく耐え凌いでいるのも事実です。毎年のインフルエンザの流行では、3,000人程度の方が亡くなっているのですから。

 

亡くなった方の数が少ないのは、当然感染者の数が少ないから。そして、その原動力は日本人の衛生観念が元々優れているから。

 

*日本人の手洗い率の高さを知っていますか?ご自分の国は何%ですか?

*日本人は土足で部屋に入りませんよ?生活習慣が異なる影響は考えないのですか?

*日本人のマスク着用を笑っていましたね?今はどうですか?

 

外国メディアには根拠のない疑いの目を向ける前に、日本と自国では何が違うのか、まず考えてほしいと思います。

 

 

 

で、この話で一番情けなさを感じるのが、このニュースを取り上げた日本の某メディアが、こういった「日本の言い分」を全く付け加えることなく、内容をただ垂れ流したこと。日本の対応に不十分な点があるにせよ、感染者数が実際にはもっと多いにせよ、これだけ亡くなる方の数が少ないのには必ず根拠がある。本来、そういったことを書くべきなのに、何にも書かなかったのは外国メディアの言っていることが正しいと思っているから…?

 

違うでしょうね。まあ、みなさんご存じのことなので書きませんけど、いい加減、この難局にありながら前を向こうとする人の力を奪う、くだらない印象操作はやめてほしいと思います。

 

さて、ちょっと殺伐としましたので、久しぶりに「お気に入りの写真」を貼りたいと思います。コロナで立入禁止になる前の城南島海浜公園で撮影した、入港する巨大コンテナ船。休日の早朝でしたが、3隻続けての入港でその大きさに圧倒されました。

 

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