前回記事の最後にお伝えした通り、今回は使用を再開した化学物質を含むものについてのお話です。もちろん、化学物質は可能な限り身辺から遠ざける、という基本スタンスを変えたわけではなく、あくまで使用する必要に迫られたものや、使用することで今ある問題が解決するような場合に限ってのことですが。
で、今回取り上げるのが、手指消毒用のアルコール。今のご時世、避けては通れない一品です。
◆使用を再開した理由
これについては、詳しい説明は必要ないでしょう。コロナウイルスの感染防止、そして感染拡大防止がその理由。いち社会人として、いまや当然のように求められている手指消毒を行うためです。商業施設や個人経営の店舗でも、入る前に消毒を求められることが多くなりましたしね。一時期あった、手指消毒用アルコールの品薄が解消されてからは特に。
もちろん、私たち化学物質過敏症患者にとっては、症状に影響を受けることが多いアルコールはおつき合いを避けたいものの一つ。しかし、ブログ主の場合はアルコールによる症状への影響が極めて限定的。具体的には、刺激を感じるのは揮発するまでのわずかな時間であることが確認できたため、避けることはせず他の人にならって使用することにしたのです。
◆使用を再開しての症状への影響
そして、使用を再開してしばらく。当初は、アルコールが完全に揮発するまで腕を背中に組んで時が過ぎるのを待っていたブログ主でしたが、そのうちだんだん気にならなくなってきて。そして1か月を過ぎるころには、刺激を感じたり顔がしびれたりすることはまったくなくなっていました。
これ、身体に化学物質を受け入れる「余地」ができたってことだと思うんですよね。花粉症を発症するのは「受容できる量の上限を超えた時」と言われていますが、これまでの地道な取り組みが、ブログ主の身体に「上限までの余地」を作り出したのではないかと。う~ん…感無量。
ただ、これは逆に言うと、その余地を使い切ってしまえばまた症状が悪化するだろうということ。決して油断は禁物であると、気を引き締めたいと思います。
とは言いつつ、今はコロナ対策の方もおろそかにはできない時期。それでつい先日、自宅用にようやく手に入りやすくなってきた手指消毒用アルコールを買ってきました。これまでは、外から持ち帰ったものに触れた時には、その都度手を洗うようにしていたんですけどね。それだとタオルが何枚あってもびしょびしょになってしまって、とても悲しいのです。。